その24 県民感謝デーとは何か
先週、仕事で茨城の某所に行く機会があったのですが、勝田という駅で乗り継ぎのために降りたとき、ディズニーランドのポスターを見ました。「茨城県民感謝デー(感謝週間だったかもしれませんが、とりあえず感謝デーで統一しますね)」と書いてありました。ちょっとびっくりしました。
京葉線のポスターに「千葉県民感謝デー」という中吊りがあって、『いつも千葉県のみんなには迷惑かけてごめんネ!電車は混むし、街は汚れるし、うるさいし、ホントに迷惑かけてるよ!だから千葉県のみんなは特別に格安でご招待するヨ!』というなかなか地域愛あふれるいい週間だなあ、やるなミッキーマウス(ミッキーが決めてるとは思えないが)、と思った覚えがあります。
ところが、茨城県。 別に茨城県の人は、ディズニーランドがあっても迷惑かかっていない様な気がしますな。何に感謝してるのかよくわかりません。もしかしたらこのサービスデーってな奴は、他の県にもあるのかもしれませんな。早速埼玉県人である友人に電話をしたところ、「埼玉県にも県民感謝デーがあるノフ」というロシアンチックな回答が返ってきた。非常に驚き、オーストラリア人の友人Mark(シドニー在住)にメールにて質問したところ、「おーすとらりあニハ、感謝でーハナイヨ」という外人チックな回答(一部筆者による誇張あり)が返ってきた。オーストラリア(シドニー)には、感謝デーはないらしい。
では、われらが東京都はどうか(別にこのページを見てる人みんなが東京都民じゃないとは思いますが、私が東京都民なのでそういう視点になるのです)。どうやら、「東京都民感謝デー」というのはないみたいですな。
うおおぉっ!なぜ東京都民を差別する?「東京」ディズニーランドのくせに!!お前なんか明日から「千葉ディズニーランド」だ!決定だ!東京を名乗ること、許さん許さん! お父さん、どうして真一さんを認めてあげないの? お父さん、私と信子さんは愛し合っているんです。 うるさい、お前なんかに父と呼ばれる覚えはない! まあまあお父さん落ち着いて。 お前は黙っていなさい! お父さんのバカ! の、信子っ!! と、父親に結婚を反対された娘・信子が雨の中家を飛び出していく位許せませんな。
さて、ここは分別ある大人として、冷静に状況を分析してみたいと思うのです。
| 感謝デーのある地域 | 千葉県、埼玉県、茨城県 |
| 感謝デーのない地域 | 東京都、オーストラリア(シドニー) |
サービスデーのある地域は、いわば「県」ですな。これに対し、感謝デーのない地域は「都」だったり「州」だったりしてます。ここで多くの人は、「ああ、感謝デーがあるのは県だけなんだな」と思うと思います。しかし、もうちょっと突っ込んで考えてみようと思うのです。
「**県民感謝デー」という表記を見たとき、
「**県民 - 感謝デー」
という意味分割方法で考えていたと思います。
ところが、こう考えてみたらどうでしょうか。
「** - 県民感謝デー」
つまり、「県民感謝デー」というものが、既にディズニーランドの世界にあるのです。特定の県だけではない、あらゆる県民に対する感謝の日、それが「県民感謝デー」です。「ディズニーランドは千葉県に迷惑をかけている」のではなく、「ディズニーランドは千葉をはじめとする『県』に迷惑をかけている」という考え方です。千葉県は県のひとつにすぎない、という広い考え方に即しているのです。ですからあちこちの県で県民感謝デーが行われているのです。でも、東京は「都」なので、感謝の対象になりません。シドニーも「県」じゃありません。多分、「大阪府民感謝デー」や「北海道民感謝デー」もないでしょう。北は青森、南は沖縄の「県」に対して、ディズニーランドが心から感謝している日、それが「県民感謝デー」なのです。
でも納得いかないなあ。