ディズニーランドは何も知らずに行っても楽しいところですが、よく知ってから行くと知らない時の4096倍は楽しめます。このページで十分な知識をつけてからディズニーランドに出かけると、楽しくなる事うけあいです。
1.入園まで
ディズニーランドの最寄り駅は、JR京葉線の舞浜駅です。東京駅の中を2駅分くらい歩くと、京葉線の東京駅に着きます。間違って2駅ほど電車に乗ってしまうと御茶ノ水や浜松町、場合によっては名古屋などに着いてしまうので、電車と徒歩の区別が苦手な人は注意が必要です。
京葉線は、東京から南船橋までが京線で、海浜幕張から蘇我までが葉線です。あわせて京葉線といいます。間にある新習志野は、シンナラシノ線です。東京じゃあ常識です。
舞浜駅につくと、精算機の前が非常に混んでいます。だからぜひ舞浜駅までの切符を買っておきましょう。さらに流れに任せて精算機に並んで、自分の番が来た時モタモタ切符を投入して、「あ、精算しなくていいのか」などと言ったりして、後ろの人をヤキモキさせましょう。ここで小銭を落としたりすると、さらにポイントアップです。
チケットブースに行くと、お姉さんがパスポートや入園券を売ってくれます。列に並び、自分の番が来たら「いつもの!」と言いましょう。するとお姉さんは笑顔で「パスポート」か「入園券」か尋ねてくるので、すかさず年間パスを購入です。
2.入園時
入園は、開園時に一番乗りで入る事をお勧めします。一番乗りならば、あの「ミクロアドベンチャー」も待ち時間なしです。通はダッシュで「空とぶダンボ」に行きます。係員(キャストというらしい)の人の所に行き、乗せてくれそうになったら 「スイスファミリーツリーハウスはどこですか」と尋ねましょう。キャストの人が場所を教えてくれたら「ヨンキュー」または「カワバンガ」とお礼を言うのを忘れずに。さもないと、アレです。
また、その日のディナーショーなどの予約も、開園直後にするべきです。すぐに予約がいっぱいになってしまうからです。予約の際にキャストから名前を聞かれるので、「まずお前から名乗れ」と威嚇しましょう。するとにこやかに名前を教えてくれるので、「俺か?ふん、貴様に名乗る名などないわ!」と言って立ち去りましょう。大抵予約ができていなかったりしますが、ビッグな男はそんな事を気にしてはいけません。ディナーは寒空の下でチュロス(怪しいチョコっぽい棒)をかじりましょう。そんな貴方に彼女は首ったけです。
3.アドベンチャーランド
一通り入園時の儀式を済ませたら、一旦入り口に戻ります。この時入園者に出会ったら、「こんにちわ」と挨拶しましょう。これはハイカーの常識ですが、ディズニーランドのゲスト(客)にも言える事です。初心者は「ハァイ」等と勘違いした外人の真似をしますが、これは「アッコでーす」と返される恐れがあるので避けましょう。
正面入り口から入って左の方に進むと、アドベンチャーランドにつきます。つかなかった人は、左に曲がりすぎて回っている人です。適度な常識も楽しむコツだったりします。
まず左に、「カリブの海賊」があります。ここでは数名でボートに乗って、海賊の暮らしを眺める人気アトラクションです。カップルで行くと、大抵相乗りになります。ここでは海賊になりきり、一気にボートをシージャックしましょう。ただ、ジャックするのがあまりに早いと入り口すぐに見える「ブルーバイユーレストラン」のショーと勘違いされるので、真の海の男なら気をつけたい所です。
さらに来た道を進むと、東京ディスニーランド最大のアトラクション、「千葉物産館」があります。古の昔から代々伝わってきた千葉の伝統工芸が、ここに終結、いや集結しています。入るには3時間待ちはザラです。開園直後か、閉園間際を狙いましょう。
そして、アドベンチャーランドといえばコレ、という「ジャングル・クルーズ」前にやってきます。ここでは陽気で愉快な案内員が、行く先々を案内してくれます。また、様々な質問にも答えてくれます。しかし、あまり困らせる様な質問をしてはいけません。「ニュートリノに質量があるのなら、現在の量子力学は根底から崩れませんか?」とか「空はどうしてですか?」など、必要以上に難しい質問や、なんとも答え様もない質問はしないのが大人の態度です。せめて「御社では地盤沈下に対してどのような対策をとっていらっしゃいますか」等といった様な、紳士的な質問をしましょう。間違っても「オシッコー!」とか「ウンチー!」等と言ってはいけません。
また、既に紹介した「スイスファミリーツリーハウス」もここにあります。従業員がほとんどいない謎の廃屋で、よく見るとスイス人家族が住んでいた形跡もあります。スイス語を知らない私がなぜスイス人が住んでいたと分かったかと言うと、日本語で「私たちスイス人一家・・・」と看板に書かれていたからです。やるな、スイス人。
左手に大きな駅が見えてきたら、そこが「ウェスタンリバー鉄道」の入り口です。この鉄道には駅が一つしかないので、非常に非生産的な交通手段と評せざるをえません。スチーヴンソンもがっかりです。また最後になぜか恐竜が出てきますが、いっその事気づかないふりをしてあげるのが、キャストに対する思いやりかもしれません。
アドベンチャーランドの一番奥にあるのが、「魅惑のチキルーム」です。このアトラクションの正体は、入り口すぐにある石のベンチです。これはなんと、冬になると暖かくなります。しかし一度に座れる人数が非常に限られているため、あまり長い間は座れなかったり、座る事もできなかったりします。そんな人を慰めるために、その後鳥が室内で歌を歌ったりします。鳥マニアや室内マニアは必見でしょう。
4.ウェスタンランド
南国情緒を楽しみながら歩いていると、突然辺りが開拓時代のアメリカになります。そう、そここそが西部の街を再現した「ウェスタンランド」です。西武の街を再現した訳ではないので、ライオンズ優勝記念セールを狙っている人は注意が必要です。西部の街であるにもかかわらず園の東部に位置しているのは、「東が西武で西東武」の池袋に対抗しての措置と言われています。
すぐに右手に見えてくるのが、「ダイヤモンド・ホースシュー・レビュー」です。ここでは昼と夜にショーを行いますが、完全予約制です。入り口右で予約を受け付けているので、すかさず予約を取りつけましょう。ここでは「禁煙席をひとつ」とお願いするのが礼儀です。おそらく嫌そうに「園内は元々禁煙ですから」と説明してくれるので、話を聞かずに「禁煙している俺へのあてつけか!?」と顔を真っ赤にして、イライラしながら怒りましょう。昼のショーと夜のショーは内容が違うので、平均睡眠時間が長い人は昼のうちに寝ておくのがいいでしょう。「オネムー!」と素直にキャストに申し出るのがベストです。
その奥にあるのが「カントリー・ベア・シアター」です。中では18頭ものクマが歌にダンスに大暴れです。一度に300人も中に入れますので、劇場の入り口で他の入場者一人一人に「死んだフリを忘れるな」と警告しましょう。ショーが始まってクマが出てきたら、他の全員にきちんと分かる様に「クマだあ!」と叫びましょう。そしてすかさず死んだフリです。ショーが終わってクマがいなくなったら、会場全員の無事を確認しましょう。欠員がいたら、恐らくもうクマの胃の中です。冬眠前の秋口は要注意です。
さらに進むと、ありました。ウェスタンランド名物「ビッグサンダーマウンテン」です。廃坑の中をトロッコで駆け巡る施設ですが、なぜ廃坑の中にわざわざ入っていくのか、きわめて疑問です。落盤の危険もガスの危険もあるわけですから、健全な精神の持ち主であれば、体を張ってでも入坑を阻止すべきです。体を大の字にして入り口をふさぎ、「ここはきけんだぞーーー!!」とその危険性を強く主張しましょう。それでも言うことを聞かない人には、威嚇射撃も必要です。お隣の「シューティングギャラリー」には、ライフルがたくさんあります。これで威嚇すれば、無鉄砲なインチキ勇者もタジタジです。15発で200円必要なので、小銭は絶対に必要です。
やがて、大きな川が見えてきます。そう、そこには巨大な外輪船「マーク・トゥエイン号」が走っています。この交通機関も桟橋がひとつだけで、生産的な側面が全くありません。全くディズニーランドの交通網担当者は、エネルギー危機をなんだと思っているのでしょうか。おや?マーク・トゥエイン号をシージャックしているのは誰ですか?ここは「カリブの海賊」ではありませんよ。
そのすぐそばでは、「トムソーヤ島いかだ」が走っています。すかさず乗りこんで、対岸に渡りましょう。渡ったら、自分の葬式が行われるまで帰ってきてはいけません。自分の葬式の現場に帰ってきて、一同のキモを抜くのがトム・ソーヤ魂というもんです。
トム・ソーヤ島には、アスレチックやつり橋などが備わっています。すかさずあなたの秘密基地にしましょう。誰かが入ってきたら、泥玉を投げて追い返しましょう。中で家からくすねてきたお菓子を食べれば、あなたも立派な秘密基地運営者です。
5. クリッターカントリー
トムソーヤ島いかだの奥は、もうクリッターカントリーです。「クリッター」というのはヘブライ語で「付け足しの」「あとからムリヤリ押し込んだ」等の意味があります。うわー皮肉。
クリッターカントリーはどうも奥まった場所にあるので、初めての人は見落としがちです。彼女には「この先がクリッターカントリーなんだよ」と説明だけして、そのままピザを買いに「キャプテンフックス・ギャレー」に入ってしまいましょう。そしてピザを買ったら「この先がクリッターカントリーなんだよ」と指して説明してあげましょう。ピザを食べ終わったらまた「この先がクリッターカントリーなんだよ」と何度も説明してあげると、親切です。そろそろ彼女が「クリッターカントリーに行きたいの?」などと聞いてくるので、「絶対に行きたくない!」ときっぱり答えると男らしいくてカッコイイでしょう。
クリッターカントリーに「でもキミが行きたいなら仕方ないね」と恩を着せながら行くと、「ビーバーブラザーズのカヌー探検」があります。14人ほどでカヌーに乗って、島の周りを一周します。カヌーに乗ると最初に係の人がオールの使い方を説明してくれるのですが、通は並んでいるときに周りの人に説明を済ませておきます。出航と同時に超スピードで発進する事ができ、係の人はびっくりです。いきなり逆走したり、その場で回転などのテクニックも事前に仕込んでおきましょう。
更に奥に進むと、ありました。ディズニーランド名物「スプラッシュマウンテン」です。小さな8人乗りのボートに乗って進むのですが、乗るときにうっかり水に落ちてしまったり、うっかり彼女を水に突き落としてしまったりすると周りが和んでいいでしょう。彼女が文句を言ってきたら、「どっちにしろ最後には濡れちゃうんだから」と通の重いセリフで応戦です。最終的に二人ともずぶぬれになったら、「ほら、濡れただろう?」といい気になりましょう。
途中でいつの間にか写真を撮られていて、気に入ったら購入する事ができます。ここで自分の写真ではなく、全然関係ない人の写真を何枚も買ったりすると愉快です。面白い顔の人や、美人さんなんかの写真がいいでしょう。一人で一度に違う番号の写真を何十枚も注文すると係の人に断られてしまうので、何度も注文に行くといいでしょう。顔を覚えられたら、「イツモノ!」なんて言ってみるとベテランっぽいです。
6. ファンタジーランド
更に進んでいくと、ありました。ファンタジーの殿堂、ファンタジーランドです。
右側には「ピーターパン空の旅」があります。ここのカーゴはディズニーランドでは珍しい二人乗りなので、カップルは二人きりで堪能する事ができます。乗る寸前に係の人に「二名様ですか」と尋ねられるので、「いいえ、一人です」と答えてサッサと一人で乗ってしまいましょう。すると彼女と二人でふたつのカーゴを使う事ができて、ちょっと得した気分です。
隣にはこれまた似た様なアトラクション、「白雪姫と七人の小人」があります。今度のカーゴは4人乗りなので、他のカップルと同乗になることがあります。中はアトラクション名とは対照的に全体的に薄暗い雰囲気ですので、ダジャレを連発して彼女ともう一つのカップルの機嫌をとりましょう。「このシイタケは少しい高え」とか、「ネコが寝転んだ!」などのハイセンスなダジャレを連発です。自分で爆笑する事も忘れずに。
外に出ると真正面には、「空飛ぶダンボ」があります。実はダンボに乗ると、上下移動ボタンがついています。この上下ボタンを使って、ズーッと低空飛行をしましょう。彼女が「そろそろ上に上がろうよ」と言ってきたら、すかさず彼女を肩車です。さらにそのままダンボの鼻の先に立ち、上昇ボタンを押すとサーカスみたいでカッコイー。ダンボだけにサーカス精神を大事にいきましょう。
ちょっと振り返ると、明らかに場違いのゴシック調の建物があります。人気の「ホーンテッドマンション」です。中には999人の幽霊がいるとの触れ込みの幽霊屋敷です。並んでいる時にとっておきの怪談を大声で話して、周りの人の雰囲気を盛り上げておきましょう。中に入ったら、用意しておいた冷たいコンニャクを係員の首筋にペタリと押し付けましょう。係員の悲鳴がおどろおどろしい館内に響き渡って、スリル満点です。途中でなにやら3人乗りっぽいカーゴに乗る様になります。めずらしい3人乗りなので、ぜひ他のカップルの間に入って3人乗りを堪能したいところです。後から来る彼女も3人乗りになったりするので、彼女もゴキゲンですね。
スグそばには、遊園地の定番、回転木馬があります。シンデレラのゴールデンカルーセルです。中央に鏡があって広く見える様にしているのですが、ちょっと太った様に映ります。鏡に映った彼女を見て、「太ったなあ!すげえ太った!デブデブ!」とはやしたてましょう。もちろん彼女は怒りますが、降りた後で「あ!痩せた!超スマート!惚れ直した!」なんて誉めはやせば、彼女はあなたにゾッコンです。落として、引き上げる。恋愛の基本です。
チクタク動いている時計が見えたら、それが名物「イッツ・ア・スモールワールド」です。中に入ると、またもや水路があって、船に乗り込みます。ここで彼女に「これでディズニーシーに行くんだよ」と教えてあげると親切です。一回りして出てきたら「ディズニーシーも大した事ないね」とコメントすれば、きっと貴方が大物に見える事まちがいなしです。だってあの天下のディズニーシーですよ!?
ディズニーランドといえば、その象徴はシンデレラ城。その中には、「シンデレラ城のミステリーツアー」があります。シンデレラ城の津々浦々まで案内してくれるアトラクションのはずなのですが、なぜか途中から悪者が出てきて大騒ぎになります。大抵ハッピーエンドで終わるのですが、結局シンデレラ城の中の案内はしてくれません。もし貴方も案内してもらえなかったら、「シンデレラ城の中の案内はどうなりましたか?」「シンデレラは何処にいますか?」とたずね、本来の目的を果たしましょう。間違っても「シンデレラが死んでれら」なんて言ってはいけません。叩き出されても、彼女にフラれても文句は言えませんよ。
シンデレラ城の隣りには「祈りの泉」があって、コインを入れてお祈りします。ここでは彼女がコインを投げ入れたら、お祈りの後ですかさず拾いに行きましょう。ズブ濡れになってまでコインを取り戻してくれ貴方に、彼女は大感謝です。貴方が投げ入れた後で拾いに行かせる事も忘れない様に。
劇場の入り口が見えてきたら、そこが「ミッキーマウス・レビュー」です。コンサート会場かと思ったら、実は映画館なんですね。しかも立ち見オンリーといういい加減さ。ぜひ係員を呼び出して、「この劇場は客を突っ立たせたままなのか!」「こんな仕打ちを劇場で受けたのははじめてだ!」と怒りましょう。うまくいけば、その後で生バンド演奏つきの座席に特別招待されます。
VIP待遇に、彼女もホの字ですよ。
その隣りは、「ピノキオの冒険旅行」です。ここでは終盤、クジラの口の中に飛び込むシーンがあります。ゼペットだかピノッキだか知りませんが、命あってのものだねです。おめおめクジラに消化される訳にはいきませんから、彼女をつれて逃げ出しましょう。4人乗りのカートで向かうので相乗りのカップルがいるかもしれませんが、ちょっと助けてあげられそうもありません。冥福を祈りましょう。誰ですか?いい気になって先頭で「タイタニック」のマネをしているのは!
毎月月末更新にしようかと。
よろしくどうぞ。